腹割り小噺〜投資と筋トレと私〜

アラフォー医師の成長日記

嫌われる勇気 を読んで

  • 嫌われる勇気 を読んで

哲学については高校の授業と大学で習ったような気がしますが、たいして頭に残っていませんでした。

フロイトユング と並ぶ心理学の三大巨頭のひとり、アドラーの心理学を哲学者と青年の対話形式で読ませてくれる一冊でした。

フロイト的な原因論ではなく、目的論に立脚すべきで、過去に原因を求めてはいけない トラウマを否定し、人は過去の原因に突き動かされる存在ではなく、何かしらの目的を達成するために動いているのだ」

ということでしたが、何がなんやらと読み進めました。

 

・「もしも何々だったら」と可能性のなかに生きているうちは変わることができません。しないことによって「やればできる」という可能性を残しておきたいのです。

・まずは「いまの自分」を受け入れて、たとえ結果がどうであったとしても前に踏み出す勇気を持つ こうしたアプローチのことを「勇気づけ」と呼んでいます。

・健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるものではなく、「理想の自分」との比較から生まれるものです。

・誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。

 

他者の評価を気にせず、自分が正しいと思うこと、自分の自由な気持ちに沿って生きていくことを示してくれているものと理解しました。

デキる医者。良いパパ。良い夫。

そうあることを他者からの評価で考えるのではなく過ごしていけると楽な気持ちになれそうな気がしてきました。

買ってときどき読み返したい一冊でした。