久しぶりに訳書を読みました。
「一流の頭脳」
精神科医が書いた脳に関する本です。
端的に言えば神経可塑性:脳がみずからを再構成する ことを最大限発揮することを勧めています。
それはつまり 運動をすることで神経回路に変化を与える ことを推奨しているのです。
過去に読んだ本も当ブログで振り返りましたが、運動が重要そうです。
scruplus20210826.hatenablog.com
scruplus20210826.hatenablog.com
本書にはこうアドバイスが書いてあります。
「運動をする時間をつくれば、気分が爽快になってストレスが減るだけではない。この時間の投資は、仕事の質を向上させてくれる。ときどき、仕事の時間を30分ほど運動にまわせば、その日の残りの時間はかえって仕事がはかどること間違いなしである」
多くの文献や実験結果に依って、このことを繰り返し書かれています。
勤務時間中に歩くのを意識づけることが第一、隙間時間に階段の登り下りを追加するのがベターな対策と考えます。
少し話が離れますが、創造性について書かれた6章で、発散的思考と収束的思考について書かれていたのが興味深かったです。
発散的思考は多角的で相関性のある答えをできるだけ多く想起すること
収束的思考は唯一の正解に素早くたどり着くための思考で、与えられた情報の本質的な要素を見抜くこと
としています。
どちらも伸ばしたいチカラではありますが、それを伸ばすための練習や訓練は異なりそうです。
こちらも歩きながら方策を考えたいと思います。