- お金と心を動かす会話術 を読んで
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今私は、外来診療をするのが苦痛です。
病院勤務医であるので外来診療をしなくては新しい患者に出会うこともなく、その先の治療の対象がいなくなってしまうのはわかっています。
が、担当患者が少なければ良い とか患者をたくさん見ればそれだけ難しい症例が増える とか考えてしまい、積極的に患者を診察したい気持ちがありません。
それよりも何より、今の病院の外来のシステムが性に合わないのです。
働く医師、できる医師、断らない医師の仕事量が増える状況が我慢なりません。
それでもなんとか気分よく仕事をできるようにすることを考えた時、患者やその家族、外来のスタッフとうまく対話をすることが解決策になるのではと考えたのです。
先日図書館に行ったときにいわゆる「会話術」の本をいくつか借りてみました。
本書はそのうちの1つです。
なのに、この本で気になったのは「勝者の呪い・暗示の法則」です。
自信を持って、「電話を取り次いでもらって当たり前」という空気感を出して、ターゲットに電話を取り次いでもらうのだそうです。
そして不在でも30分後に再度電話するんだそうです。
私の場合は営業っぽかったらすぐに電話を切ってしまうことが多いのですが、この浅川さんから私でも何かを買ってしまうのでしょうか。
「褒める 認める 共感する」をサンドイッチして会話を進めていくのも良いそうです。
確かに褒められて嫌な気持ちにはなりません。
これは使えるところで使っていきたいと思いました。
他にも色々な細かいテクニックが書かれていました。
一朝一夕にできるものではありませんが、少しずつ意識して使ってみたいと思っています。