- 武器としての図で考える習慣 を読んで
- 自らにどう生かすか
図で考えれば物事を抽象化しやすい ということが前提にある本です。
さまざまな具体的な図表が出てきて、情報の整理方法やアイディアの出し方を提示してくれます。
冒頭にある、「図で考えることが威力を発揮するのは、全体像を描ける、論理展開が明確になる、構造やダイナミズムを的確に把握できる」ことを実践的に示してくれます。
元来考えることが好きな私はとても面白く読むことができました。
考えを相手に示したりするプレゼン能力につながるのではないかと思いました。
実は本書を手に取った時は学会発表のパワーポイントのデザインに良い影響があればいいなと考えていました。
直接的に大きくデザインを変えていくことは難しそうでしたが、参考にできそうな部分はありました。
ただ、臨床試験の論文のfigureなどにもありそうなものなのではありましたが。
自分の考えをまとめ、相手に伝える色々なタイミングで図を使うことを意識してみたいと思いました。
元も子もない話になりますが、最後の7章にあった「未完成の図を宙ぶらりんにする居心地の悪さに耐えながら、頭の中でイメージを反復し、発想が枠のを待つ」が本質と思いました。
早くに手をつけ、よく考える。図でイメージできると考えやすい。
頭を動かし続けることで良いアイディアが浮かんでくるのでしょう。