マチネとソワレなんて初めて目にしました。
昼公演と夜公演を意味する演劇関連の言葉で、語源はフランス語だそうです。
オードリーのツッコミ 若林さんが演劇の舞台に立った時に使い始めたエピソードが本書の中にありました。
私にはなかなか使う機会はなさそうです。
2010年8月から始まったダ・ヴィンチでのコラムを再編したものです。
社会を批判的に見ている様がよくわかるエッセイ集でした。
2008年のM−1で2位になってから仕事が増えてのことを中心に、それまで売れてない頃に考えていたことなどが書かれています。
社会人1年生から2年生、3年生、4年生、真社会人、卒業論文と続きます。
自分の弱さを理解した上で無理をしないこと、受け入れている様子がよくわかった気がします。
生きていけば直面する問題を黒ひげ危機一発の樽の穴に見立て次から次に刺していこうとするエピソードは言い得て妙だと思いました。
会議に参加するけれどどの席に座ればいいか逡巡するエピソードは、自分もあまり会議に出たことがないため同じように迷った経験があり自分だけではないのだなと安心しました。
自分の体験したエピソードを切り抜いて、自分の感情の深いところに結びつけられていて次から次に読むことができました。