日本医師会から2021年12月付けで「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査」が送られてきました。
日本医師会会員の勤務医から1万人を抽出し行われるアンケートで今回3回目だそうです。
無記名回答で、送られてきた用紙への記入でもwebでも回答ができました。
早速用紙への記入を行いました。
年齢・性別・勤務先の郵便番号(3桁でした 7桁では特定されてしまいますね)の記入後専門科や勤務先の分類や規模の回答をしました。
仕事の状況について(特にコロナ肺炎診療についての設問もありました)や自分の体の状況(睡眠や体調等)について聞かれたり、医師負担軽減のための取り組みの有無や在宅勤務の可能性についての設問もありました。
これをみてこれまでは医師の仕事のリモートワークは難しいのではないかと思っていましたが、業務次第ではできるような気がしてきました。
流石に内視鏡については難しいと思いますが、カルテ閲覧や指示出しについては在宅勤務でも可能なのではないでしょうか。
初めからできないと考えずにできるように検討・調整してみることが必要そうです。
持ち回りで週に1回程度は出勤し、それ以外の日はパソコンで遠隔診療を行える日がいつかくるのでしょうか。
医師が直接処置する必要がない診療についてはIT化が成立するかもしれません。
今回のアンケートは特に謝礼などが出るものではありませんでしたが、働き方改革が我々にとって良い方向に進むよう祈りながら回答をしました。
実際のところ法律等での強い強制力がない限り勤務先のトップの考え方に大きく影響されてしまう医師の働き方改革。
私個人の考えとしては、給料が減ったとしても働く質・量ともにもう少し減ったら良いと考えます。
給料が減りたくない人は、給料がもらえるところ、あるいは給料がもらえる業務を多く働けば良いと思うのです。
「給料に見合ってしっかり働く」方向になれば、「働いていないのにもらっている」医師が減って皆が気持ちよく働けると思います。