これだけできれば大丈夫!すぐ使える!接客1年生 お客様に信頼される50のコツ を読みました。
ド正論のド真ん中のお作法本でした。
最初に著者が書いてあるとおり、
「一流の接客の前に、まずお客様のイラッ、モヤッをなくしてクレームをゼロに近づける」ための良い指南書と感じました。
マニュアルを暗記するのではなく、接客の本質を理解する。
相手の様子を見て気づき、それに見合った対応をする。
他の接客に関する本は「お客様の心を掴む 感動を与える 最高級の接客を ということを目指している」との指摘もしています。
まさにその通りで、一冊を通して経営がいいところはそういうプラスアルファのサービスをできるんだよな といった鼻につく感じがなく読めました。
こういった本ではなかなかないメッセージとしては「お待たせしないのに少々お待ちくださいと言っていませんか」という章があったのは珍しく感じました。
プラスの言葉で こちらをどうぞ とか すぐにご用意いたします で良いのではないかとのことです。
また、気づきの悪いスタッフの改善点を「周囲をよく見る アンテナを張る 背中にも目をつける」は笑えましたが、納得もしました。
背中に目をつけるのはなかなかに難しいですが、イメージとしてそれを持つのと持たないのでは違いそうな気がします。
このような形でわかりやすい表現・内容で書かれており、素直な気持ちで読むことができた一冊でした。