腹割り小噺〜投資と筋トレと私〜

アラフォー医師の成長日記

働く人改革 を読んで

  • 働く人改革 を読んで
  • 強く職場を変えたい気持ちになりました

嫌味のない非常に面白い本でした。

「業務改善・オフィスコミニュケーション改善士」の沢渡さんの著書で、国内企業の実例も紹介されており、働きやすい環境を作るためにどのように取り組みがされているのかがよくわかりました。

具体的に いい職場が積極的に取り組んでいることとして「知る」「つながる」「やってみる」「やめてみる」視点を持っていることや、改革に乗ってこない 対抗勢力への対し方等も書かれています。

特に「知る」ことについてのサイクルを示されてとてもわかりやすいと思いました。

知る→好きになる→誇りに思う→楽しくなる→らしく振る舞う→知りたくなる 伝えたくなる という好循環が生まれるのはそれぞれのポイントでのモチベーションになりそうです。

また「リーダーは率先して試してください」「人のリソースには限りがあります そこで減らせる仕事は減らしていかないと長時間労働は増える一方 モチベーションにも影響します」ともあり、昔「踊る大捜査線」にあった「正しいことをしたければ偉くなれ」を思い出しました。

 

現状の職場では、古くからの慣習が強く、変わる気のない上司たちがいるため何から変えていこうかもよくわかりません。

以前に内視鏡検査枠が実情にあっていないことについて提案しましたが、無駄でした。

準備のオペレーション上30分1枠程度しかできないにもかかわらず15分刻みで予約枠がある。

本当にそんな件数が回るのか、採算として必要なのか。

もちろん臨時の内視鏡検査は予約枠を上回って行うしかないと思いますが、予定の検査は予約時間を守れるように設定されるべきではないかと思うのです。

内視鏡室のそとのベンチにたくさんの人が座っている時に改めて思います。

次善策として私は予約枠を開けて予約しています。

自分の患者に対して誠実にしていれば病院の仕組みはどうでも良い と考える方が気楽でしょうか。

働きやすさを積極的に考える病院へ移動したいと思うのと同時に、自分で働きやすい環境を作るしかないのでは とも思いました。