大学生の時にイベントスタッフのバイトをしていて、休憩中に周りの大学生が言っていたような気がします。
「大前研一の本は読んだ方がいいよ」
当時は読書はあまりしていなかったこと、読んでも小説を読んでいたことから手に取ることもありませんでした。
今回初めて読んでみましたが、古い本ではないのですが(2019年1月初版)新しい話ではないなぁという印象でした。
月15万を(具体的に挙げられた方法としては)ABS(Asset Backed Security)という物件の信用力でローンを組む方法だそうです。
他にも人への投資(スタートアップ企業等へ)やインバウンド需要への投資などについても書かれていました。
具体的な話はともかくとして、発想の仕方、心持ちについては参考になる部分がありました。
「50歳までに出世していなくても「稼ぐ力」さえあれば、自分の好きな人生を生きることができる」
稼ぐ力を「見えない貯金」として持つことで、トラブルや転機に対しても安定した生活ができるということだそうです。
いわゆる人的資本を強固なものとしていくことで、結果的に資産形成できるという考え方です。
例えば医師の場合(20年後も同じとは限りませんが)現状は定年なく働きたければ働き口がいくらでもある状態であり、開業してしまえば閉院しない限り働き続けることができます。
果たしてそれが幸せな生活なのかというと疑問がありますが、安定した生活とは言えるでしょう。
ただ、健康の問題など働き続けられない事態もあるため、その他の方法、リスクマネージメントが必要になるでしょう。
また。私は「いつまでも働き続けるのは避けたい」という気持ちで今はいます。
その点からも「医師としての稼ぎ方」以外の稼ぎ方を見つけないといけません。
本書にはまた「定年退職後も"引退モード"に入るのではなく、「現役時代よりも加速する」というメンタリティを持ち、キャッシュを稼ぎながらやりたいことをやって人生を能動的に楽しまなければならない」とも書かれています。
上記の通り私はなるべく早く(一時的でも良いので)FIREの状態になりたいと考えています。
子供と過ごす時間を長く濃くしてみたいのです。
一緒に遊んだり運動したり、勉強を教えたり隣で成長を見ていたいのです。
中学生や高校生になってからではなくて今がいい というのもきっともうすぐ一緒に遊んでくれなくなるから。
リクルート社にはかつて38歳定年制という、退職金が38歳で最大になる制度があったそうです。
何歳で退職をするのか。
子供の成長は待ってくれません。
今一度自分の働き方について考えてみたいと思いました。
ただ、今退職してしまうと暇な日常になってしまうリスクもありえます。
朝起きて子供を学校へ送り出し、ジムへ行って子供を出迎え、勉強して、習い事の送り迎えして寝る。
合間で漫画を読んだり、ブログを書いたり・・・。
今の少し物足りないくらいの子供との接し方の方が、満たされなくて求めて良いのかもしれないなと思ったり。
本題からズレた思考となってしまいましたが、副業をするのか資産の取り崩しをするのかは分かりませんが、老後のことの前に、自分の10年後くらいからのキャッシュフローも見据えて行動していきたいと思いました。