女性からの女性のための生き方読本という感じでしょうか。
大学受験現代文小説で「ぼくは勉強ができない」と出会い、その後幾冊かの著書を読んできた山田詠美。
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小説と思って手に取りましたが、全く違いました。
「私にとっては、それこそ、フリーキンユニークなんだから!」
随所に独特の感性から出る生き方・悪口(?)・批評が書かれていました。
物事を斜めに見る というと聞こえが悪いかもしれませんが、そうでなくては書いて生きていけないのだと思います。
「ダイエットしてー、エクササイズしてー、・・・そういうことに時間とお金を費やすのを磨くとは言わないんですよ。それらはたしなみとかメインテナンスとか呼ばれるものなんですよ。」
音楽、映画、人との出会いで「磨く」のが自分であるとのことです。
これは女性に限ったことではなく、ほぼ40カラットの(?)ダイヤである私にも当てはまることです。
最近の自分の趣味はネットサーフィンと考えていましたが、読書も良いものだと最近改めて思っています。
「世の中の女の人たちを見ていると、「先輩」になるのを潔く引き受けるタイプと、永遠に「後輩」でい続けたいタイプのふたつがあるなあ、と時々思う」
「ドラマクイーンでディーヴァな女」
今まであまり考えたことがないカテゴリーの人たちといったところでしょうか。
そんな人種もいるんだと新しい気持ちで読めました。
どう読んでも自分の子供の将来につなげてしまう発想に、自分が親になったのだと再認識できます。