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言わずと知れた、インデックス投資の参考書として有名な一冊。
図書館で予約をしていましたがなかなか順番が回ってこないこと1年近く。
ようやく私の手元へ届いてくれました。
以前、「ほったらかし投資術」を読んで非常にわかりやすいなぁと思っていましたが、
本書も改めてインデックス投資を淡々と続けていく気持ちになれました。
どうしてインデックス投資が勧められるのか、実際にどうやるのか、始めてから気をつけること、実際に投資をしているときのこと(15年間)、投資の畳み方(出口戦略)について章立てて書かれています。
一通り読めばどのような心持ちでインデックス投資に臨めば良いかが納得できます。
資産の変遷や暴落時の気持ち、周囲の状況など実際に経験したことを読めるのは貴重で自分にも降りかかるであろうときに少し思いを馳せることができました。
すでに参考図書や他の著書も読んでいることから、新しい知識と言うのは少なかったですが、投資中級者の方にもおすすめできる点がいくつかありました。
・少ない生活防衛資金で良いと言う識者は金融業界にしがらみが多い傾向がある
・債券クラスに対する考え方が詳細に記載されている
・自分のリスク許容度をはかるのに、株価が上がったときにプラスとマイナスを入れ替えて、同じだけ下がったら耐えられるかと自問自答する
・必要になったら必要なだけ取り崩す出口戦略
特に2つ目と4つ目。
ただただ積み立てようと考えているこの先10数年くらいは良いのですが、50代に差しかかった時にどうしたら良いかは検討が必要と思っていました。
現状、無リスク資産は現金で持つことを掲げている私です。
いずれは株式から債券へ積み立て内容を変更していくのか、現金比率をただただあげていくのかを迷っていました。
債券クラスへの理解が深まりました。
出口戦略は4%ルール一択だと考えていましたが、そうとも言えないという気持ちになれました。
資産を 減らさない 保つ ことが大切なのかは改めて考えていかないといけないと思います。