知っている方は知っていたのでしょうが、2018/12にケナログ口腔用軟膏の販売が中止となっています。
特に抗がん剤の副作用による口内炎に対する処方機会が多い薬ですが、昨日処方をしようと思ったところ弾かれました。
今日の治療薬で調べたところ販売中止となったことがわかりました。
遡ること3年間、処方していないこともないのではないかという気がしますが、実際知りませんでした。
徐々に後発品に入れ替わっていく時の流れを感じます。
同効薬があるので問題ないことが多いですが、電子カルテの処方オーダーの段階で変換
(例えば「ケナロ」でそのままオルテクサーが出てくる等)してくれるのが使いやすいです。
おそらくこれまでの病院はそうなっていたのだと思います。
働きやすい環境かはこういうところにも出てきます。
細かいところですが、検索している時間がもったいないと思ってしまいます。
昨日のように医師が処方に困った時に使うツールの1つに、「今日の治療薬」という辞書のような本があります。
どの病院、いや診察室や病棟それぞれに置かれているもので、国内販売されている薬が網羅され、1年ごとに更新されています。
足りないことをネットで調べることもありますが、さっと見るには便利です。
一般の方も「どんな薬があるのか」「自分の飲んでいる薬はどんな風に飲むものなんだろう」「自分の飲んでいる薬に他の剤型はないだろうか」なんて調べ方・使い方ができるんじゃないかと思いました。
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